【顔を見ることも、医療の一部です】
- 恭祐 昼八
- 6月27日
- 読了時間: 2分

訪問診療をしていると、こんなことがあります。
「特に変わったことはないんですけど…」 「今日も特に症状はありません」 「薬も変わらないし、何しに来てもらってるのか申し訳なくて」
こうやっておっしゃるご家族や患者さん、実は結構多いです。でも、“変わったことがない”という事実を確認すること自体が、すでにとても大事な仕事だと思っています。
👀 状態が安定している、を“確認”することの価値
体調の大きな変化はなくても、
顔色
声のトーン
食事の様子
体の力の入り方
ご家族の疲れ具合
介護環境の微妙な変化
こういう“小さな変化の兆し”は、実際に会わないとわからないことばかりです。
💡 顔を見ることは、未然にトラブルを防ぐ
調子が良いように見えても、実は脱水の前ぶれだった
会話が減ってきて、うつ傾向が進んでいた
介護者が疲れ切ってサインを出せずにいた
「何もない」が「何かの始まり」になる前に、早く拾えるのが定期訪問の意味です。
🕰 状態変化がないから診察はいらない?本当にそう?
たしかに、経過が安定していれば、
電話診療でいいのでは?
薬だけ送ってもらえばいいのでは?
と思われることもあります。
でも、顔を見続けているからこそ異常の早期発見ができるのが在宅医療です。
「2ヶ月ぶりに診たら、あれ?という異変」
「今日は微妙に顔色がいつもと違うな…」
「ご家族の表情も少し疲れているかも」
画面越しでは気づけない、**“空気の変化”**が現場にはあります。
🌱 医療は“診る”だけじゃない
逢縁クリニックの訪問診療は、治療・検査・投薬だけではなく、
「今日も元気ですね!」「前より食欲出ましたね」「ご家族もよく頑張っておられます」
そんな声を届ける仕事でもあると思っています。
“顔を見に来る医療”も、立派な仕事です。
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