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ソーシャルワーカーが担う「病院のブランド力」。MSWは病院のブランド力を高めるマーケターになれる。

みなさんいつもお世話になっております

ブランドブランドと巷ではよく聞きますよね

デパコス見に行ったら見ますよね、Dior、シャネル、YSL、シュウウエムラetc...

このブランドって概念は病院にも当てはまると考えています


🔸「ブランド力=選ばれる確率」である

「ブランド」という言葉を聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?高級バッグや車?有名大学?あるいはCMでよく見る企業名?

医療の世界でも「選ばれる病院」「紹介されるクリニック」には、共通する特徴があります。それは単に“治療がうまい”ということだけではありません。むしろ、「どんな患者さんに、どんな価値を提供しているか」が明確であり、その価値を“伝えられている”かが重要です。これが、医療機関における**“ブランド力”**だと私は考えています。


🔸ソーシャルワーカーは“マーケター”になれる

「マーケティング」というと売上や宣伝の話だと捉えられがちですが、本質は違います。「ニーズをつかみ、適切な価値を届ける仕組み」を整えることがマーケティングと私は考えています。

地域包括ケアにおいて、患者さんやご家族の「まだ言葉になっていないニーズ」をキャッチできるのは誰か?

──それは現場の最前線で話を聴き、支援に関わるソーシャルワーカーの皆さんです。

入院する患者さん、退院する患者さん、外来にくる患者さん、それらの家族さんとコンタクトとれますからね。


たとえば:

  • 「どうせ病院なんて変わらない」と諦めかけていた家族に、

  • 「こんな支援ができますよ」と情報提供する

  • → 患者が選択肢を持ち、結果的に“その病院が選ばれる”

これこそマーケティングの実践であり、ブランド価値の創造なのです。


🔸「患者中心」か「自己満足」かの分かれ道

医療従事者としてよく陥っているのではないかと思う事例

「自分が気持ちいい医療を提供しているだけになっていないか?」という落とし穴。

  • 「これが正しいから」と押しつける説明

  • 「こうあるべき」という価値観の押しつけ

  • 自分視点の“完結した支援”

本当に必要なのは、「その患者さんが、どんな人生を歩んできて、これからどうありたいか」に寄り添うこと。その視点を持って、“選ばれる支援”“感謝される医療”は初めて成立するのだと思います。


🔸必要条件と十分条件:戦略の視点を持つ

「とりあえず困ってる人に全部届けたい」──その思いは大切ですが、届け方を間違えると誰にも届かない

  • 地域にどんな患者層がいるのか(市場の分析)

  • 自院の強みはなにか(ポジショニング)

  • 紹介ルートはどこか(チャネル戦略)

  • 伝えるべき情報は何か(コンテンツ戦略)

こうした戦略的視点を持つチェックリストをもとに、机上の空論でなく“実際に届く支援”を設計するのがマーケティングの力です。


逢縁クリニックにはMSWがいません。でも…

実は、私たち逢縁クリニックにはMSWという職種の人はいません。でも、全員が「MSW的視点」を持って働いています。

  • 制度の知識や支援の提案

  • 医療と生活の橋渡し

  • 利用者さんの背景をくみとった提案

まだまだ拙い部分もありますが、患者さんに「寄り添う力」「提案する力」は、どこにも負けていないつもりです。だからこそ、訪問診療も訪問看護も、多くの方に選んでいただけているのだと思います。



🔸まとめ:医療機関の“顔”を創るのはあなた

ソーシャルワーカーは、病院のブランド力の最前線にいる存在です。患者・家族にとって、その人の言葉・表情・説明が、「この病院は信頼できそうか」の判断基準になる。

経営戦略や広報とは異なる、“現場からのブランド構築”。それは“日々の一つひとつの関わり”から始まる。

「私が届けたいのは、どんな価値か?」

「この病院は、誰にとって、どんな存在なのか?」

──そう問い続ける人こそが、**“本当の意味でのMSW(マーケター)”**なのだと思います。


おわりに

「医療×ブランディング」というテーマに戸惑う方もいるかもしれませんが、私たちは日々の関わりの中で、知らず知らずのうちに“選ばれる理由”をつくっています。

MSWという肩書きがあるかないかに関係なく、誰もが「病院の顔」になれる時代です。

逢縁クリニックはこれからも、“話を聴く医療”と“つなげる支援”で、地域の中で信頼されるブランドを育てていきたいと考えています。

 
 
 

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