インフル?コロナウイルス?風邪?自宅での見分け方と受診目安(高齢者編)
- 恭祐 昼八

- 20 時間前
- 読了時間: 4分
「熱が出たけど、インフル?コロナウイルス?ただの風邪?」
高齢のご家族がいると、判断に迷う場面が増えます。しかも高齢者は、症状が典型的でないこともあり、「様子見」が長引くほど肺炎・脱水などのリスクが上がりやすいのが注意点です。
※この記事は一般的な目安です。症状が強い/不安が強い場合は、早めに医療機関へご相談ください。
まず最優先:この症状なら迷わず救急(119) or すぐ連絡
高齢者は「苦しいと言わない」こともあるので、見た目・数値も重要です。
救急要請(119)や緊急受診の目安
呼吸が苦しい/息ができない/会話が途切れる
意識がもうろう、反応が鈍い、いつもと明らかに違う
胸の強い痛み、唇が紫っぽい
水分がほぼ取れない、尿が極端に少ない(脱水)
SpO₂(酸素飽和度)が明らかに低い(目安:90%未満は緊急、92%未満も要注意)
パルスオキシメーターがあるご家庭は、普段の値も参考になります。数値が普段より下がっているのに本人が「苦しくない」と言うケースもあります。
自宅での“見分け方”のコツ:症状だけで断定は難しい
インフルもコロナウイルスも風邪も、症状が重なります。なので自宅では 「断定」より「可能性を絞る」 → 検査や受診につなげる が現実的です。
ざっくり比較:よくある症状パターン
インフルエンザっぽい
急に高熱(38℃以上)
強い倦怠感、関節痛・筋肉痛
寒気、頭痛が目立つ
(高齢者は高熱が出ないこともあります)
コロナウイルスっぽい
発熱はさまざま(微熱〜高熱)
のどの痛み、咳、だるさ
症状が数日かけて変化することも
高齢者は発熱・呼吸困難・強い倦怠感があると重症化リスクが高いとされます。
風邪っぽい(一般的なかぜ)
鼻水・くしゃみなど上気道症状が中心
発熱があっても軽め、全身症状が比較的弱い
ただし、RSウイルスなど別の感染症もあり、「風邪っぽい」でも油断は禁物です。
自宅でできる検査:まずは“国が承認した”抗原検査キットを
「見分けがつかない」時は、症状だけで悩むより、検査→対応が早いです。厚労省も、状況に応じて抗原定性検査キットの活用を案内しています。
検査キットの注意点(重要)
市販品を買うなら、「研究用」ではなく、国が承認した**「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」**を選びましょう。
受診の目安(高齢者は“早め”が基本)
できれば当日〜翌日に相談したいケース
65歳以上で、発熱・咳・のどの痛みなどがある
持病(心不全、呼吸器疾患、糖尿病など)があり、症状が出ている
食事・水分が普段より取れない
いつもより動けない/寝てばかり
新型コロナウイルスでは「高齢者など重症化しやすい方は、比較的軽い症状でも相談」といった考え方が示されています。
受診を急ぐべきサイン(再掲)
息苦しさ、意識障害、強い倦怠感、高熱など“強い症状”
SpO₂が低い(特に90%未満)
自宅療養で家族がやること(受診までのつなぎ)
水分補給(一気にではなく、少量をこまめに)
体温・SpO₂・食事量・尿量をメモ(受診時に役立ちます)
部屋の換気、マスク、手洗いなど基本の感染対策
インフル流行期は特に、高齢者や基礎疾患のある方は人混みを避けるなどの対策が推奨されています
よくある誤解
誤解1:熱がないから大丈夫
高齢者は、感染しても高熱が出ないことがあります。元気さ・食事水分・呼吸状態で判断を。
誤解2:とりあえず抗生剤がほしい
インフルやコロナウイルスはウイルス感染が中心。自己判断の抗菌薬は基本的に適しません。
誤解3:検査が陰性なら安心
発症のタイミングや検体の取り方で陰性になることもあります。症状が強い・悪化するなら再相談を。
まとめ:高齢者は「見分ける」より「悪化させない」判断が大事
症状だけでの断定は難しい
まずは危険サイン(呼吸・意識・脱水・SpO₂)をチェック
迷ったら、承認された抗原検査キットの活用も選択肢
高齢者・持病がある方は“早めの相談”が安心
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