Q&A|ストマがあっても対応できますか?——結論:もちろん対応できます
- 恭祐 昼八

- 10月9日
- 読了時間: 3分

質問:「ストマ(人工肛門・人工膀胱)があっても、訪問診療で対応できますか?」結論:もちろん対応できます。 当院には消化器出身の看護師が在籍し、消化器外科・消化器内科の医師も揃っています。ストマケアは医師・訪問看護・薬局のワンチームで伴走します。
まず要点
対象:結腸ストマ・回腸ストマ・ウロストミー
できること:ストマ観察/パウチ交換・貼付調整/皮膚トラブル対策/物品手配/食事・水分・薬の調整/在宅での採血
スピード:症状悪化や漏れなどは同日〜翌日に調整
頻度:月1回でも月2回でもOK(状態に合わせて見直します)
よくある質問(Q&A)
Q1. パウチ交換は在宅でしてもらえますか?
A. はい。 ご本人/ご家族の手技を確認しながら、交換・サイズ測定・貼付位置の微調整を行います。バリアリング/ペースト/粉・皮膚保護剤などの使い分けもサポートします。
Q2. 皮膚が赤い・かぶれる時は?
A. 漏れの原因(開口部サイズ/貼付時間/しわ・段差/便の性状)を評価し、バリアフィルムやクラスト法などで調整します。感染や難治性の場合は医師と連携し外用薬等を検討します。
Q3. 夜間の漏れが心配です。
A. フィット調整(凸面プレート・ベルト・リング)、排泄前の交換タイミング、食事/就寝前の工夫で改善します。ウロストミーは夜間排尿バッグの併用も可能です。
Q4. 入浴や外出はできますか?
A. できます。 入浴可です。貼付時間を入浴前後のどちらで交換するか決め、外出時は予備一式と簡易交換手順をお渡しします。
Q5. 食事・水分はどうすれば?
A. 回腸ストマは脱水・電解質低下に注意(経口補水・塩分の適正化)。結腸ストマは食物繊維の量と便性を見ながら調整。ウロストミーは十分な水分で感染予防を図ります。栄養士連携も可能です。
Q6. 物品の手配や制度申請は?
A. メーカー・販売店と連携し適した製品を手配。福祉用具/補装具の申請が必要な場合は、書類の段取りをお手伝いします。
Q7. いつ受診・連絡すべき?(レッドフラッグ)
A. 次のような時はすぐご連絡ください。
持続する出血、ストマ色が暗赤〜黒に変化
強い腹痛と排出停止が続く/回腸ストマで**高出力(>1.5–2L/日)**が続く
発熱・悪寒、尿の濁りや腰痛(ウロストミー)
皮膚の激しい痛み・ただれ、におい/漏れが繰り返す
当院の体制(ここが強み)
消化器に強いチーム:消化器外科・内科の医師+消化器出身ナースが在籍
同日〜翌日の即応:漏れ・皮膚炎・脱水など**“今日/明日”の山を下げる**運用
ワンチーム:訪問診療×訪問看護×薬局で物品・薬・生活指導を一気通貫
在宅検査:必要時に採血・尿検査で評価、方針を迅速に見直し
対応エリア:札幌市内全域/白老町/苫小牧頻度:月1回でも月2回でもご希望・状態に合わせて
まずはお気軽に
「漏れやすくて困っている」「退院後の在宅ストマ管理が不安」
——質問からでOK。最短ルートをご提案します。
📞 070‑9003‑3302
※本記事は一般的な情報です。個別の判断は診察にて行います。






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