【勉強会レポート】CART療法を在宅で。Plasauto μでできること
- 恭祐 昼八
- 3 日前
- 読了時間: 2分

逢縁クリニックではこのたび、旭化成メディカル株式会社&ほくやく竹山さんご協力のもと、CART療法(腹水濾過濃縮再静注法)に関する社内勉強会を開催しました。
実際の機器「Plasauto μ(プラスオートミュー)」を用い、近隣の医療従事者スタッフ、当グループのスタッフ全員で使用方法や在宅活用の可能性について深く学ぶ貴重な機会となりました。

📘 CART療法とは?
CART(Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)とは、がん性腹膜炎などで腹水が貯留してしまう患者さんに対して、腹水を一度体外に取り出し、濾過・濃縮した後、再び静脈内に戻す治療法です。
・アルブミンなどの栄養成分を再利用できる・腹水の再貯留スピードが抑えられることもある・患者さんの生活の質(QOL)を損なわずに継続可能
こうした特性から、がん患者さんをはじめとする終末期医療の中でも非常に有効な手段として注目されています。
💡 Plasauto μの特徴と在宅での可能性
今回実機を使って操作トレーニングを行ったPlasauto μは、CART療法における以下の特長があります:
オートモードにより操作が非常に簡便
本体がコンパクトで在宅にも持ち込み可能
回路セッティングの手順がシンプルで、限られたスペースでも使用可
実際にスタッフが触れてみて感じたのは、**「これなら在宅でも十分現場で対応できる」**という安心感でした。
🏠 CART療法は“在宅でも可能”です
「CARTって病院でしかできないんでしょ?」そんな声をよく耳にしますが、逢縁クリニックでは在宅医療でもCART療法の提供が可能です。
腹水貯留による苦痛を自宅で軽減したい
通院が困難な患者さんにも最適なケアを届けたい
QOLを損なわず、少しでも快適に過ごしていただきたい
そんな患者さんやご家族の思いに、医療の“選択肢”で応えるために、私たちは準備を進めています。
🤝 地域の病院・医療機関の皆さまへ
逢縁クリニックでは、CART療法の在宅導入に積極的に取り組んでいます。病院から在宅への移行や、退院支援の選択肢のひとつとして、ぜひご活用ください。
入院適応ではないが腹水対応が継続的に必要な方
看取り前の緩和ケアとしての腹水管理
ご家族の希望で在宅療養を選ばれている方 など
📩 ご紹介・ご相談はいつでも歓迎です。チームで連携して対応いたします。
📞 お問い合わせ先逢縁クリニック(おうえんクリニック)
TEL:070-9003-3302
「病院でしかできない」を「家でもできる」へ。逢縁クリニックは、在宅医療の可能性を広げていきます。ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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