【症例レポ】在宅でここまでできる皮膚潰瘍ケア(閲覧注意)
- 恭祐 昼八

- 10月14日
- 読了時間: 2分
86歳/歩行・自己処置が難しく通院継続でも改善乏しい慢性潰瘍の方について、皮膚科形成外科の先生から当院へ連携相談。
その日の動き(当日)
訪問診療を即日承諾、訪問看護も同日導入
当院の看護枠が特別指示で埋まっていたため、信頼する訪問看護ステーションへ連携(本日中に特指示発行)
処置物品(メロリンガーゼ、エラスコット等)を当院で準備し手渡し
訪問看護ステーションかなうの川越敬太所長です
わざわざ取りに来てくれてありがとうございます!

特別指示(抜粋)
創部洗浄:泡石鹸+ぬるま湯でていねいに。1–2日に1回
保護:プロペト塗布→上からメロリンで被覆(なければプロペト多め+ガーゼ)
圧迫:足趾の付け根から膝下までエラスコットで連続巻き。足背も忘れずに圧迫(足関節だけだと足背が腫れるため)



小出血は許容範囲。**「よく洗う+確実な圧迫」**が最重要。
なぜ在宅が効くのか
毎日〜隔日の“確実な圧迫”が要。通院より在宅の方が継続しやすい
洗浄・被覆・圧迫を同じ手順で繰り返すことで治癒軌道に乗せられる
痛み・浸出・感染徴候はその日〜翌日に調整
ご家族・ケア者へのポイント
朝のむくみが少ないタイミングで巻く/皺を作らない
ずれやすい部位(足関節・足背)を重点的に
レッドフラッグ:発熱・悪寒、急な疼痛増悪、悪臭・膿、足趾の色変化→すぐ連絡
免責:本記事は一般的情報です。個別の治療は診察にて判断します。






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