はじめての訪問診療|基礎のキソだけ手早くまとめました
- 恭祐 昼八

- 9月15日
- 読了時間: 3分

関連事業所のみなさん、利用者さんの“スキマ時間の読みもの”としてどうぞ。
「訪問診療ってそもそも何?」「往診との違いは?」を、現場目線でサクッと整理しました。
訪問診療とは?
医師があらかじめ決めたスケジュールでご自宅や介護施設にうかがい、診察・治療・療養計画の見直しを行う仕組みです。通院が難しい方、**家で療養を続けたい方の“主治医”**になるイメージです。
往診との違い
訪問診療:計画診療(定期)。月1~2回など。
往診:急変や緊急時のスポット対応。→ 逢縁では、定期の訪問診療を軸に、必要時は往診で支えます。
対象になる方(目安)
高齢や疾患で通院が負担になっている
寝たきり/認知症で外出がむずかしい
末期がん・難病などで在宅を希望
退院直後で医療的ケアが継続している
小児・医療的ケア児(※**月1回~**の定期フォローも可)
できる医療(例)
定期診察・処方調整、生活と薬の見直し
採血・尿検査/エコー/ポータブルレントゲン(必要に応じて)
点滴・注射/創傷ケア(褥瘡・術後創)
在宅酸素・人工呼吸器などの在宅療法管理
認知症・緩和ケア・看取りまで一貫支援
病院でしかできない検査・処置は提携先にブリッジします。「家を主戦場に、必要時だけ外来・入院へ」が基本姿勢。
訪問診療のメリット(3つだけ)
移動の負担がゼロ:天候・待ち時間・付き添いの調整から解放
暮らしの中で最適化:家の環境に合わせて薬・ケア・道具を設計
連携が密:家族・訪問看護・ケアマネとその場で合意がとれる
夜間・緊急の体制(ここが不安な方へ)
逢縁は24時間365日、必要時の往診・緊急対応が可能。連絡は事務→医師へ即時直結し、在宅で完結/往診/救急を数分で判断します。「まず1本のお電話」を合言葉に、最速で正しい判断にたどり着く設計です。
利用までの流れ(最短ルート)
相談(ご本人・ご家族・ケアマネからでOK)
初回訪問:現状評価・目標確認・連絡フロー説明
定期訪問:月1 or 月2回を基本に調整
緊急時:必要に応じて往診/入院調整
はじめは月1回の“お試し”からでも構いません。外来主治医と併走で導入できます。
よくある質問(短く)
Q. 費用は高い?
A. 医療・介護・公費の3つの財布で設計します。通院タクシー代・待ち時間等の見えない費用がゼロになる分、総負担が下がる例が多いです。
Q. 何時でも医師に直通?
A. まず事務が受け、決められた質問でトリアージ→即医師へ共有。最短で適切な判断に到達します。
Q. どこまで来てもらえる?
A. 札幌市内全域+白老町・苫小牧エリアを中心に対応しています(個別にご相談ください)。
こんなとき、呼びどき(チェックリスト)
□ 通院がしんどい/転倒が増えた
□ 食べない・飲まないが続く
□ 夜間の不安で救急に頼りがち
□ 褥瘡・皮膚トラブルが治りにくい
□ 家で看取りを考え始めた→ ひとつでも当てはまれば、導入のタイミングです。
まとめ
訪問診療は“病院の代わり”ではなく、暮らしを主語に医療を組み直す方法です。まずは小さく始めて、合う形に調整していきましょう。
📞 お問い合わせ逢縁クリニック
📍札幌本院:札幌市北区北33条西2丁目1-15 KANTINE
📍白老町:白老町東町4丁目6-7 白老町総合保健福祉センター(いきいき4・6)内
📞TEL:070-9003-3302






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