僕らのいないところで──在宅医療の「声」に、きちんと向き合いたい
- 恭祐 昼八
- 1 日前
- 読了時間: 3分
皆さま、こんにちは。逢縁クリニックの昼八です。
最近、よく行く居酒屋や、ちょっと敷居の高いカウンターのお店で耳にする話題のなかに、けっこうな確率で「逢縁クリニック」の名前が登場します。僕がいるのに、です(笑)
もうみんな個人情報とか隠す気ないのかなってくらい、ぺちゃぺちゃ盛り上がってる。飲みの席の雑談なので気にはしていないですが、ふと耳に入ってくるご意見に、ああ、なるほどなと思うこともあります。
「急変時に電話しても、事務としか話せない」という声
先日、小耳にはさんだのが、
「逢縁クリニックって、急変のときに電話かけても、事務の人としか話せなくて不安」というご意見。
まず前提として――完全なる誤解です。
私たちは、患者さんの状態が急変したと判断されるような場面では、事務スタッフが即座に医師に直接連絡し、必要な判断を仰いでいます。「伝言ゲーム」にならないように、そこは徹底しています。
すべてに“医師直通”が本当に良いのか?
ご家族や施設の方々が、「先生に直接つながらない不安」を抱える気持ちも、よくわかります。ただ、だからといってすべての連絡を医師直通にするのは、現実的ではありません。(患者さん700名くらいおりますので、、、)
医師は、移動中だったり診療中だったり、他の患者さんの急変対応中かもしれません。その中で全ての電話に即対応するのは、どうしたって不可能なこともあります。これは、病院の病棟でも同じではないでしょうか?
違うのは「顔が見える」か「建物が別」かだけで、大筋の動きは変わりません。
もっと「直接」言ってもらえたら嬉しい
一番悲しいのは、僕たちのいないところで、僕たちの話をされることです。
もちろん、すべての意見にパーフェクトには応えられないかもしれません。でも、もっと良くしたい、もっと安心してもらえる診療にしたいと思っている気持ちは、いつでもあります。
もし不満やご意見があれば、ぜひ直接聞かせてください。「こういうとき、こう対応してほしい」という声があれば、なるべく仕組みに反映します。変えられるものは、どんどん変えていきたい。
最後に:在宅医療は「共につくるもの」
訪問診療は、病院と違って「目に見えないこと」が多い分、不安や誤解も生まれやすいです。だからこそ、顔の見える関係・言葉の交わせる関係を、地域のみなさんと築いていきたい。
“やりとりの中に信頼を”“信頼の中に安心を”
そういう訪問診療を、これからも丁寧に育てていきます。
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