訪問看護の集客は“離脱対策”から——がん終末期『痛いから入院したい』をほどく【微課金レベル#2|完結編】
- 恭祐 昼八
- 4 日前
- 読了時間: 2分

前回(#1)では、「入院したい」の真意をほどくことが最強の集客=離脱対策だとお伝えしました。完結編の今回は、がん終末期で“痛みが強いから入院したい”と言われた場面に絞って、在宅でできる具体的な“打ち手”を整理します。
『痛いから入院したい』——本当の理由は“痛み”だけ?
ヒアリングしてみると、背景には次の**外来通院の“負担構造”**が潜んでいました。
痛みが強い → 今すぐ薬を調整したいのに、外来は予約→移動→長い待ち時間。
出された薬が合うか不明。日々痛みスケールが変動し、そのたびに再受診が必要。
家族・本人ともに、通院自体がつらい(体力・天候・待ち時間・交通)。
つまり『入院したい』はしばしば、**「すぐに、柔軟に、安心して痛みを整えたい」**の表現です。
訪問看護が提案できる“解”=訪問診療×訪問看護×薬局の即応チーム
逢縁クリニックなら、同日〜翌日に動けます。
在宅緩和ケアはスピードと連続性が命。訪問診療が入るだけで、次のような利点が生まれます。
診療の即応:医師が同日/翌日に評価・処方調整。必要に応じて臨時往診や電話診療。
投薬の柔軟性:複数の鎮痛オプションから個別に調整(※用量・剤形は医師判断)。
リアルタイム連携:訪問看護が評価(痛み・せん妄・便秘・悪心)→主治医と即共有→微調整。
“戻り設計”:万一入院が必要でも、退院後の在宅再開パスを先に決めておく。
結果として、離脱を防ぎ、在宅継続につながります。
入院が“最適解”のケースも、もちろんある
制御不能の症状群(激しい出血、難治性嘔吐・疼痛、急速な呼吸不全 等)
継続的モニタや侵襲的処置が必要な場合
その際も、退院後の再開パス(再訪日、連絡経路、薬の引き継ぎ)までを先に設計しておくことで、離脱を防げます。
まとめ
『痛いから入院したい』は、在宅でもスピード×連続性を整えれば、多くのケースで対応可能です。訪問診療×訪問看護×薬局の即応チームで**“その日〜翌日”に山を越える**。これが離脱を減らし、結果として最強の集客策になります。
迷ったら、「まず在宅で山を下げられる選択肢は?」から始めましょう。
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