訪問診療って1回だけの依頼でも来てもらえるの?|逢縁クリニックの考え方と対応について
- 恭祐 昼八
- 4月16日
- 読了時間: 3分
逢縁クリニック昼八です、わりとよくある問い合わせについて
「風邪っぽいから今日は家に来て診てもらえませんか?」
「病院に行くのがちょっと面倒なので…」
このようなお問い合わせをいただくことがありますが、訪問診療は**“通院が困難な方”のための継続的な医療サービス**です。
今回は、よくあるご質問である「訪問診療は1回だけの依頼でも来てもらえるのか?」というテーマについて、逢縁クリニックの方針とあわせてご説明します。
✅ 原則として「1回だけの診療」はお受けしていません
訪問診療は、あらかじめ医師が診療計画を立てたうえで、定期的にご自宅に伺う医療です。そのため、
🔸 「一時的に病院へ行くのが面倒だから」
🔸 「風邪っぽいけど様子見だから、1回だけ診て」
というような、軽症で一時的な理由でのご依頼には原則として対応していません。
📌 そもそも訪問診療の対象は?
以下のような**“通院が困難な方”**が対象になります:
寝たきり、またはそれに近い状態の方
認知症や精神疾患などで外出が困難な方
がんや神経難病などで継続的な医療が必要な方
退院直後で医療的フォローが必要な方
👉 「一時的な体調不良」で自宅に医師を呼ぶサービスは、訪問診療とは異なります(保険制度上の取り扱いも違います)。
📝 ただし「意見書や診断書の作成目的」の場合はお伺いすることがあります
たとえば、
介護保険申請のための主治医意見書の記載
障害者手帳や各種助成制度の診断書記載
福祉サービスを利用するための診断
このように、行政手続きや福祉制度の利用のために、どうしても医師の診察・書類作成が必要なケースでは、1回のみの訪問でもお伺いすることがあります。
💡 ただし、こうしたケースでも、「将来的に継続的な診療が必要となる可能性がある」と判断されることも多いため、👉 初回診療を通じて、継続診療に移行するケースが多いです。
🚫 こんな場合は訪問診療では対応できません
通院は可能だが「面倒だから」という理由だけでの依頼
20〜50代の健康な方の軽度な風邪・頭痛など
医療保険を使わずに“往診サービス”として希望される場合(当院では自費対応は行っていません)
訪問診療は医療保険制度に基づく医療行為であるため、制度の目的から外れるご依頼にはお応えできないことがあります。
💬 ご不明な場合は、まずはご相談ください
「このケースは対象になるの?」「訪問診療の利用を検討しているけど、初回だけ頼みたい…」
そんな時は、まずはお電話かメールでご相談ください。ご本人の状態や背景を伺ったうえで、訪問診療の適応があるかどうかを丁寧に判断いたします。
📞 お問い合わせ:070-9003-3302
🌐 ホームページ:https://www.o-en-clinic.com
📝 まとめ|訪問診療は「継続前提」の医療です
原則として1回だけの訪問診療は行っていません
ただし、診断書・意見書など明確な目的がある場合は対応可能
ご本人が通院困難な状態かどうかが重要な判断基準になります
ご不明な点はお気軽にご相談を!
逢縁クリニックでは、患者さん一人ひとりにとって適切な医療のかたちを一緒に考えていきます。まずはお気軽にお問い合わせください。
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