救急車を呼ぶべき?夜間の発熱・呼吸苦の判断目安(家族向け)
- 恭祐 昼八

- 13 時間前
- 読了時間: 4分
訪問診療が入っていると「救急車じゃなくて往診」で一安心できることも
夜中の発熱や呼吸苦は、家族がいちばん迷う瞬間です。
「救急車を呼ぶべき?でも大げさ?」
「朝まで様子見?」——この判断がつらい。
ここで知っておいてほしいのは、訪問診療(在宅医療)が入っているご家庭は、“救急車一択”じゃないケースがあるということ。電話相談 → 必要なら往診というルートで、不安を早く落ち着かせられる場面があります。
もちろん、救急車が必要な状況もあります。この記事では「救急の目安」と「訪問診療が入っている場合の安心ルート」をセットでまとめます。
1)まず最優先:このサインがあれば迷わず119
訪問診療が入っていても、次のようなときは 電話相談より先に119 が基本です。
息ができない/会話が続かない/唇が紫
意識がもうろう、反応が弱い、呼びかけに答えない
けいれん
胸の強い痛み
立てないほどぐったり、急激に悪化している
明らかな窒息や重いアレルギー症状
「様子がおかしい」「意識がおかしい」といった緊急度の高い症状は、家庭向けの救急受診ガイドでも強く注意喚起されています。
2)迷ったら相談:札幌周辺なら #7119 も使える
「119ほどではない気もする。でも不安」そんな時は、救急相談窓口が助けになります。
救急安心センターさっぽろ(#7119)は、札幌市が運営する救急医療相談で、24時間365日、看護師が相談対応しています。短縮:#7119/つながらない場合:011-272-7119。※「今まさに危険」なら、#7119ではなく 119が優先です。
3)ここからが本題:訪問診療が入っている家庭の“夜間の正解ルート”
夜間の発熱や呼吸苦で、危険サイン(上の119項目)が明確でないとき、訪問診療が入っていると 次の流れ が取れることがあります。
訪問診療が入っているとできること
まず電話で状況を整理できる(症状の経過、既往、普段の状態を踏まえて判断)
自宅での対処の指示(水分、体位、薬の使い方の確認など)
必要に応じて緊急往診(医師が自宅へ)
救急搬送が必要かの判断がつきやすい(“迷いの時間”が短くなる)
特に、在宅療養を支える体制(在宅療養支援診療所等)では、施設基準として24時間の連絡体制・往診体制・訪問看護体制などが整理されています。(※すべての医療機関が同じ体制とは限らないので、契約時に「夜間休日の連絡方法」と「対応範囲」は確認が大事です)
4)「救急車じゃなくて往診で一安心」になりやすいパターン
実際に在宅で多いのは、こんな場面です。
パターンA:発熱はあるが、意識ははっきり・呼吸は保てている
→ 電話で経過確認 → 必要なら診察(往診) → 検査や薬調整へ
パターンB:「息苦しい気がする」けど、会話はできる/体位で楽になる
→ 電話で呼吸状態を確認 → 危険サインがなければ往診で評価→ 逆に危険なら、その場で119判断に切り替え
パターンC:家族が不安でパニックになりかけている
→ “医療者とつながる”だけで落ち着くことがあります在宅の夜間対応は、医療判断だけでなく「安心感」の価値が大きいです。
5)よくある誤解:訪問診療が入っていれば救急車は不要?
これは誤解です。
× 絶対に救急車はいらない
○ 救急車が必要かどうかの判断を早く・確実にしやすい
そして、もう一つ大事な注意点。
× 電話したら必ずすぐ医師が到着する
○ 症状の緊急度や道路状況、体制で“優先順位”が決まる(だからこそ、119サインは迷わず119)
6)家族が準備しておくと夜間が強くなる3点セット
緊急時連絡先を紙で貼る(スマホが見つからない夜がある)
薬・病名・普段の状態メモ(お薬手帳の写真でもOK)
「救急車を呼ぶ方針」を家族内で共有(延命の希望も含めて)
これがあるだけで、夜間の判断がブレにくくなります。
まとめ:在宅は“救急車を減らす”というより“迷いを減らす”
夜間の発熱・呼吸苦は、家族が一人で判断しないのが正解です。
危険サインがあれば 119
迷うなら #7119(札幌周辺)
訪問診療が入っていれば、電話→必要なら往診という“安心ルート”が取れることがある
「救急車を呼ぶべきか迷っている」その時点で、相談していい状況です。
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