Q&A|訪問診療でインスリンは対応できますか?——結論:全く問題ありません
- 恭祐 昼八

- 10月8日
- 読了時間: 3分

質問:「糖尿病でインスリン注射をしています。訪問診療でも対応できますか?」
結論:**全く問題ありません。**在宅でも安全に、そして生活に合わせて運用できます。
できること(要点)
処方・用量調整:基礎/追加/混合など、生活リズムに合わせて調整。
自己注射の支援:手技確認、穿刺部位ローテーション、保管・廃棄ルール。
訪問看護の注射サポート:自己注射が難しい方は、医師指示のもとで訪問看護が実施・見守り。
在宅での採血:血糖・腎機能・電解質、必要に応じてHbA1cも定期的にチェック(外注)。
低血糖対策:家族向け手順、ブドウ糖・グルカゴン製剤の準備、夜間の連絡線を共有。
CGM/フラッシュ型(例:センサー)への切替・貼付・読取サポート(適応に応じて)。
Q1. 注射の時間帯や回数が不規則ですが、合わせられますか?
A. はい。勤務や食事パターンに合わせて目標と打つタイミングを一緒に設計します。必要に応じ月1回⇄月2回でフォロー頻度も調整。
Q2. 低血糖が怖いです。夜間はどうすれば?
A. 事前の“合図と手順”を作ります。
合図:手の震え、発汗、動悸、ぼーっとする 等
すぐすること:ブドウ糖15g→15分後再測定
重症時:グルカゴン投与の家族手順と連絡先をカードで共有
夜間連絡:迷ったら連絡。必要時は臨時の往診・処方調整を行います。
Q3. 針や廃棄はどうしますか?
A. 針は使い捨て。地域ルールに合わせたシャープス容器で管理し、回収方法をご案内します。
Q4. 採血やHbA1cは在宅で測れますか?
A. はい。在宅で採血し、HbA1c/腎機能/電解質などを定期チェック。結果は原則翌営業日以降に共有、緊急は当日連絡。
Q5. センサー(持続/フラッシュ型血糖測定器)は使えますか?
A. はい。適応があれば機器手配・貼付・読み取りまでサポート。自己測定の負担を軽くします。
Q6. 高齢の家族で、本人が打てません。
A. 対応できます。 ご本人の能力に応じ、訪問看護が注射、または職員(施設)と連携して安全に運用します。
Q7. 入院が必要なケースは?
A. 重症低血糖やケトアシドーシスが疑われる時は救急対応が必要です。その判断ラインと連絡手順を最初に共有します。
当院のフォロー体制
同日〜翌日の即応:血糖の乱れや体調不良は今日/明日に調整。
ワンチーム運用:訪問診療×訪問看護×薬局で薬・物品・教育を一気通貫。
まずはお気軽に
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📞 070‑9003‑3302✉️ o-en@o-enclinic.com
※本記事は一般的な情報です。個別の治療は診察で判断します。






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