top of page

「“プチ炎上”から見えた本音と希望――シンポジウム振り返り」



あるソーシャルワーカーのシンポジウムに登壇したときのこと。 いくつかの発言をめぐって、軽く火花が散るような場面がありました。

ですがその後、アンケートにはこんな前向きな声が寄せられていました。

「シンポジウムは一般的に、なんとなく、ちゃんちゃん、という感じで終わってしまうことがあるのですが、プチ炎上もあり、前向きなディスカッションができたように思い、いい企画だったなと思いました。」

プチ炎上を“前向きなディスカッション”ととらえていただけて本当にありがたいです。 実はあの場は、運営側と結託して「場を揺らすこと」をあえて意識した試みでした。 会場全体が活発に動いたことは大成功だったと思います。

「いずれのプログラムも素晴らしく、なかでもシンポジウムでは活発な意見交換もあり、今後ソーシャルワーカーとそれ以外の専門職の対談企画があっても良いなど、多くの閃きも頂戴しました。」

このコメントもとても嬉しいものでした。 もっと意見を持っていた方はきっと多くいたはず。 ポジティブな意見も、ネガティブな意見も、もっと聞いてみたかったという気持ちがあります。

また、「MSWと他職種の対談企画」という提案、最高ですね。 今回のように医師とMSWの間にある感覚の違い、背景の違いをテーマにした対談は、もっと掘り下げる価値があると実感しました。

たとえば、

  • 「病院あるある」「在宅あるある」

  • 「外来と在宅での患者像のズレ」

  • 「カルテの読み取り、引き継ぎのギャップ」

など、少しマイルドだけど共感を生む話題から対話をはじめると、より多くの人の「本音」を引き出せるのではないかと思います。

立場が違えば見える風景も違う。 でも、目指しているのは「患者さんのよりよい生活」であることに変わりはない。 だからこそ、ぶつかることもあっていいし、ぶつけあった意見が“次”に繋がればいいと思っています。

シンポジウムは終わりましたが、対話はこれから。 次は、あなたの声を聞かせてください。

 
 
 

最新記事

すべて表示
救急車を呼ぶべき?夜間の発熱・呼吸苦の判断目安(家族向け)

訪問診療が入っていると「救急車じゃなくて往診」で一安心できることも 夜中の発熱や呼吸苦は、家族がいちばん迷う瞬間です。 「救急車を呼ぶべき?でも大げさ?」 「朝まで様子見?」——この判断がつらい。 ここで知っておいてほしいのは、 訪問診療(在宅医療)が入っているご家庭は、“救急車一択”じゃないケースがある ということ。 電話相談 → 必要なら往診 というルートで、不安を早く落ち着かせられる場面があ

 
 
 
「かかりつけ医がいる」場合の訪問診療:併診・紹介の考え方(家族・ケアマネ向け)

「昔から通っている先生がいるけど、通院が難しくなってきた」 「かかりつけ医を変えたくない。訪問診療は頼める?」 「併診ってできるの?」 この相談はとても多いです。結論から言うと、 “かかりつけ医がいる=訪問診療はできない”ではありません。 ただし、在宅では 役割分担  と 紹介(情報共有)  の設計が重要になります。 まず前提:在宅は「主治医」を誰にするかがポイント 訪問診療は、単発の往診ではなく

 
 
 
ケアマネに相談すべき?医療機関に直接相談すべき?ケース別ガイド(迷った時の早見表)

在宅の相談って、最初の一歩が一番むずかしいです。 「ケアマネに言うべき?」 「病院(クリニック)に直接電話していい?」 「包括支援センターって何をしてくれるの?」 結論はシンプルで、 “困りごとの種類”で相談先を変える のが正解です。この記事では、よくあるケース別に、どこへ相談すると早いかをまとめます。 まず早見表:相談先の基本ルール 病状・薬・急変・検査など“医療”が中心  → 医療機関(かかり

 
 
 

コメント


逢縁クリニック

診療時間 月〜金 9:00~17:00

北海道札幌市北区北33条西2丁目1-15 KANTINE 2-3F

bottom of page