「“プチ炎上”から見えた本音と希望――シンポジウム振り返り」
- 恭祐 昼八

- 8月3日
- 読了時間: 2分

あるソーシャルワーカーのシンポジウムに登壇したときのこと。 いくつかの発言をめぐって、軽く火花が散るような場面がありました。
ですがその後、アンケートにはこんな前向きな声が寄せられていました。
「シンポジウムは一般的に、なんとなく、ちゃんちゃん、という感じで終わってしまうことがあるのですが、プチ炎上もあり、前向きなディスカッションができたように思い、いい企画だったなと思いました。」
プチ炎上を“前向きなディスカッション”ととらえていただけて本当にありがたいです。 実はあの場は、運営側と結託して「場を揺らすこと」をあえて意識した試みでした。 会場全体が活発に動いたことは大成功だったと思います。
「いずれのプログラムも素晴らしく、なかでもシンポジウムでは活発な意見交換もあり、今後ソーシャルワーカーとそれ以外の専門職の対談企画があっても良いなど、多くの閃きも頂戴しました。」
このコメントもとても嬉しいものでした。 もっと意見を持っていた方はきっと多くいたはず。 ポジティブな意見も、ネガティブな意見も、もっと聞いてみたかったという気持ちがあります。
また、「MSWと他職種の対談企画」という提案、最高ですね。 今回のように医師とMSWの間にある感覚の違い、背景の違いをテーマにした対談は、もっと掘り下げる価値があると実感しました。
たとえば、
「病院あるある」「在宅あるある」
「外来と在宅での患者像のズレ」
「カルテの読み取り、引き継ぎのギャップ」
など、少しマイルドだけど共感を生む話題から対話をはじめると、より多くの人の「本音」を引き出せるのではないかと思います。
立場が違えば見える風景も違う。 でも、目指しているのは「患者さんのよりよい生活」であることに変わりはない。 だからこそ、ぶつかることもあっていいし、ぶつけあった意見が“次”に繋がればいいと思っています。
シンポジウムは終わりましたが、対話はこれから。 次は、あなたの声を聞かせてください。





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