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【ご家族に“罪悪感”を抱かせないケアを】



訪問診療をしていると、ご家族からこんな言葉をよく耳にします。

「もっと早く気づいていれば…」 「私がちゃんと見ていれば、こうならなかったかもしれません」

その言葉の奥には、深い罪悪感があるのだと思います。 でも、私たちはそれを「そんなことないですよ」と軽く流すのではなく、 しっかり受け止めながら、“責めなくていいんですよ”と伝える医療を大切にしています。


💭 ご家族は、ずっと頑張ってきている

介護は、毎日のこと。

  • 排泄介助をしながらの生活

  • 食事のたびに工夫を重ね

  • 夜中に何度も起きて様子を見る

誰にも褒められることなく、でも「当たり前」のように続けている。 それだけでもう、十分に“すごい”ことなんです。

🩺 私たちは、「医療」としてそこに寄り添いたい

訪問診療は、ただ患者さんを診るだけではありません。

  • ご家族の心の疲れに気づく

  • 「できていないこと」より「やれていること」に光を当てる

  • 「これで大丈夫ですよ」と伝える

私たちは、“支える人を支える”という視点をとても大切にしています。

🤝 失敗してもいい。完璧じゃなくていい。

在宅介護に「正解」はありません。

  • イライラする日があってもいい

  • 愚痴を言いたい日があってもいい

  • デイサービスに任せたっていい

  • ご飯を作れない日があってもいい

罪悪感より、「今日もよく頑張ったね」の言葉を。 それが私たちが届けたいケアのかたちです。

🌱 最後に

訪問診療を通じて、患者さんとご家族の“暮らし”に関わる中で、 私たちがいつも思っていることがあります。

「ご家族を責める医療」ではなく、「ご家族を安心させる医療」をしたい。

うまくいってない日こそ、私たちの出番です。 どんな日も、味方でありたい。それが、逢縁クリニックの訪問診療です。




 
 
 

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診療時間 月〜金 9:00~17:00

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