【保存版】在宅や施設でも“点滴できます”|脱水・栄養・抗生剤…安全な始め方とよくある疑問
- 恭祐 昼八

- 10月12日
- 読了時間: 3分

「点滴は病院でしかできない?」——在宅(ご自宅)や施設でも可能です。目的を明確にして、安全に、最短ルートで始める方法をまとめました。
要点
在宅点滴は可能(自宅・施設ともに対応)
代表的な目的:脱水/栄養・水分補助/疼痛・悪心の支持療法/抗生剤
訪問診療×訪問看護×薬局で、最短同日〜翌日に運用開始
安全のカギ:目的の言語化・投与計画・副作用監視・連絡手順
在宅点滴が“向いている”ケース(例)
発熱・感染や食欲低下で飲めない/脱水ぎみ
がん終末期での痛み・悪心など、支持療法が必要
内服が難しい/効果が不十分な細菌感染で抗生剤を使う必要がある
夕方・夜間に体調が落ちやすく、短期集中で山を下げたい
点滴は“万能薬”ではありません。飲水・食事・服薬・生活リズムの見直しとセットで行うほど効果が高まります。
はじめ方(最短:同日〜翌日)
ご相談:電話/メール/ケアマネ経由—症状・既往・内服を簡単に共有
初回訪問:医師が診察し、目的と計画(種類・量・速度・回数・期間)を決定
準備:薬局が点滴薬・物品を手配/訪問看護と連絡手順を共有
実施:ご自宅/施設で開始。副作用・穿刺部をチェック
評価と見直し:体調や検査値(必要時は在宅採血)をみて増減/終了を判断
安全運用のチェックリスト
目的の明確化:「何を、どれくらい、いつまで改善したいか」
投与計画:量・速度・期間。腎/心機能に合わせて調整
副作用監視:発熱・悪寒戦慄・発疹・呼吸苦・むくみ・倦怠感
穿刺部管理:発赤・痛み・漏れの有無
レッドフラッグ(すぐ連絡):
息苦しさが増える/体重・むくみが急増
強い悪寒戦慄・高熱・発疹
穿刺部の強い痛み・膿
よくある誤解を3つだけ
「点滴=最強」ではない:経口で足りるなら経口優先。点滴は必要な時だけ使う。
「在宅は危ない」ではない:計画+モニタリング+連絡線があれば安全に運用可。
「長く続けるほど良い」ではない:短期集中→見直しが基本。続ける理由を毎回確認。
ケーススケッチ(匿名・要点のみ)
発熱+食事不振:生理食塩水+制吐でその日に山を下げ、翌日再評価→中止。
がん終末期の悪心:補液+制吐+鎮痛の三点セットで夜の不眠が改善。
尿路感染疑い:抗生剤点滴→翌日の採血で改善を確認→内服へスイッチ。
よくある質問(FAQ)
Q. どのくらいの頻度でやるの?
A. 目的と状態次第(例:脱水の山越えは短期集中、栄養補助は週数回など)。都度評価して見直します。
Q. 家でも本当に安全?
A. 訪問診療×訪問看護が連携し、連絡→臨時対応の導線を先に決めます。心・腎疾患がある方は量・速度を個別調整。
Q. 施設でもできますか?
A. はい。施設職員さまと事前に手順をすり合わせて実施します。
Q. 器材の置き場所や片付けは?
A. 必要物品は当院・薬局で準備。衛生動線を説明し、廃棄も地域ルールに沿ってご案内します。
Q. 費用はどのくらい?
A. 医療保険の範囲で計算します。内容により異なるため、目安は個別にご説明します。
当院の強み(ここが違う)
即応:症状の“山”に対し、同日〜翌日で点滴を含む支持療法を設計
一気通貫:医師・看護・薬局が同一チーム。手配〜実施〜評価まで一本化
柔軟性:月1回でも月2回でもOK。状態で頻度を見直し。点滴は必要な時だけ使います
対応エリア:札幌市内全域/白老町/苫小牧
まずはご相談ください
「飲めない・食べられないでつらい」「点滴が必要か判断してほしい」——質問からでOK。在宅で可能な選択肢を、その日のうちにご提案します。
📞 070‑9003‑3302✉️ o-en@o-enclinic.com






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