【医療者向け】便秘治療のアップデートを一緒に~リンゼスをテーマに製薬会社と勉強会を開催します~
- 恭祐 昼八

- 7月25日
- 読了時間: 2分

慢性便秘症に対する治療薬として、近年注目を集めている「リンゼス(リナクロチド)」。
逢縁クリニックではこのたび、製薬会社ご協力のもと、リンゼスをテーマにした勉強会を開催することになりました。
■ なぜ今、リンゼスなのか?
便秘の治療といえば、かつては「便が出ればOK」でした。しかし現在では、**慢性便秘症の診断・治療ガイドライン(日本消化器病学会)**も整備され、症状の種類・程度に応じて薬剤を選択することが推奨されています。
特に:
弛緩性便秘(腸の動きが悪い)
過敏性腸症候群(IBS-C)
排便困難感を伴う頑固な便秘
といったケースでは、下剤の「使い分け」が重要になります。
そこで注目されるのが、GC-C受容体アゴニストのリンゼスです。
■ 勉強会の目的
本勉強会では、以下のような点を中心にお話いただきます:
リンゼスの作用機序と特徴(腸管分泌・疼痛抑制など)
他剤(酸化マグネシウム、ピコスルファート、ラキソベロン等)との使い分け
ガイドラインに基づく薬剤選択の考え方
在宅医療での活用シーンや注意点
特に、在宅医療の現場で便秘に困るケースは非常に多く、「とにかくマグミット」のような漫然投与から脱却し、より患者に合った下剤選択の一助になればと考えています。
■ ご参加対象
医師
薬剤師
訪問看護師
ケアマネジャーなど
便秘治療に関心のあるすべての医療介護関係者
■ 開催日時・会場
日時:7月28日(月) 17時〜
会場:逢縁クリニック(札幌市北区北33条西2丁目1-15 KANTINE)
■ 最後に
「便秘なんて誰でもなるし、なんでもいいでしょ」と思われがちですが、QOLの低下やADLの悪化、せん妄・食欲不振のリスクなど、見過ごせない問題です。
患者さんひとりひとりに合った便秘治療を考えるきっかけとして、今回の勉強会が皆さまの実践に役立つ場となれば幸いです。





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