top of page

【医療者向け】便秘治療のアップデートを一緒に~リンゼスをテーマに製薬会社と勉強会を開催します~

ree

慢性便秘症に対する治療薬として、近年注目を集めている「リンゼス(リナクロチド)」。

逢縁クリニックではこのたび、製薬会社ご協力のもと、リンゼスをテーマにした勉強会を開催することになりました。


■ なぜ今、リンゼスなのか?

便秘の治療といえば、かつては「便が出ればOK」でした。しかし現在では、**慢性便秘症の診断・治療ガイドライン(日本消化器病学会)**も整備され、症状の種類・程度に応じて薬剤を選択することが推奨されています。

特に:

  • 弛緩性便秘(腸の動きが悪い)

  • 過敏性腸症候群(IBS-C)

  • 排便困難感を伴う頑固な便秘

といったケースでは、下剤の「使い分け」が重要になります。

そこで注目されるのが、GC-C受容体アゴニストのリンゼスです。

■ 勉強会の目的

本勉強会では、以下のような点を中心にお話いただきます:

  • リンゼスの作用機序と特徴(腸管分泌・疼痛抑制など)

  • 他剤(酸化マグネシウム、ピコスルファート、ラキソベロン等)との使い分け

  • ガイドラインに基づく薬剤選択の考え方

  • 在宅医療での活用シーンや注意点

特に、在宅医療の現場で便秘に困るケースは非常に多く、「とにかくマグミット」のような漫然投与から脱却し、より患者に合った下剤選択の一助になればと考えています。

■ ご参加対象

  • 医師

  • 薬剤師

  • 訪問看護師

  • ケアマネジャーなど

  • 便秘治療に関心のあるすべての医療介護関係者

■ 開催日時・会場

■ 最後に

「便秘なんて誰でもなるし、なんでもいいでしょ」と思われがちですが、QOLの低下やADLの悪化、せん妄・食欲不振のリスクなど、見過ごせない問題です。

患者さんひとりひとりに合った便秘治療を考えるきっかけとして、今回の勉強会が皆さまの実践に役立つ場となれば幸いです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
冬こそ“ちょこちょこ給水”を|高齢者の脱水・便秘を防ぐ在宅のコツ【保存版】

11月も後半、札幌は一気に冷え込みました。在宅の現場では 寒くなると水分摂取を極端に控える ご高齢の方が目立ちます。「冷えるとトイレが近い」「飲めばさらに間隔が短くなる」のが主な理由ですよね。結果として 脱水→便秘→排便時の出血 という“冬の負のループ”が起こりやすくなります。 特に 抗凝固薬・抗血小板薬 (いわゆる“血液サラサラ”の薬)を服用中の方では、 硬い便で肛門が切れて出血が止まりにくい

 
 
 
特別指示書の“迷わない運用”——現場のQ&A 20

終末期や急性増悪、退院直後に**「介護で週7回」**を求められて困る——そんな現場の声に応える、 特別訪問看護指示書(以下「特指」)の要点を一次資料ベース で整理。すぐ現場で使える回答だけを並べました。 Q1. そもそも「特別訪問看護指示書」とは? 主治医が“診療に基づき”、急性増悪等で 一時的に 週4日以上の頻回訪問 が必要と判断したときに交付する指示書。 有効は交付日から14日以内 です。 厚

 
 
 

コメント


逢縁クリニック

診療時間 月〜金 9:00~17:00

北海道札幌市北区北33条西2丁目1-15 KANTINE 2-3F

bottom of page