【白老町 初の看取り】「最期は、家で家族と」——私たちが白老町で訪問診療を始めた理由
- 恭祐 昼八

- 7月22日
- 読了時間: 2分
2025年6月17日。私たちは白老町でひとつのご自宅を初めて訪れました。末期がんと診断され、在宅での療養を希望された方の初診でした。
それから約3週間後——ご本人はご家族とともに、ご自宅で静かに旅立たれました。白老町では、ここ最近では珍しい“自宅での看取り”だったと聞いています。

🕊 早朝のやわらかな光の中で
最期の瞬間は、まさに「家族の時間」そのものでした。
朝の静けさの中で、ご家族が集まり、遠方からも駆けつけてくださったご親族、そして長年寄り添ってきた愛犬が、そっと寄り添う姿がそこにありました。
医療者として関わった私たちも、胸が熱くなりました。この瞬間を届けるために、白老町で訪問診療を始めたのだと、強く実感する看取りでした。
🌱「家で看取る」という選択肢を、地域に根づかせたい
人生の最期の時間を、どこで・誰と過ごすか。その選択肢として「病院」だけでなく、「住み慣れた家で、家族に囲まれて」という選択肢が、もっと当たり前であってほしい。
私たち逢縁クリニックは、そう願って白老町での訪問診療をスタートしました。
このような看取りの機会は、すべてのご家庭に当てはまるものではないかもしれません。それでも、「できるだけ穏やかに」「その人らしく」という想いに寄り添うことが、在宅医療の役割だと思っています。
🏠 白老町でも、訪問診療は可能です
訪問診療は、定期的な診察から緩和ケア・看取りまで幅広く対応できます。「病院から在宅に切り替えたいけれど、どうすればいいかわからない」「自宅で最期まで過ごすには、何が必要なの?」
そんなご相談からでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
📍逢縁クリニック 訪問診療(白老拠点)
住所:北海道白老郡白老町東町4丁目6-7 白老町総合保健福祉センター(いきいき4・6)内TEL:070-9003-3302メール:o-en@o-enclinic.com▶ Webお問い合わせはこちら
📷 写真について
今回の看取りの様子については、ご家族のご了承をいただき、写真と共に記録としてご紹介しております。ご家族の想い、そして動物も交えた“暮らしの中の看取り”が、この地域の未来につながっていくことを願っております。





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