【講演レポ】道央佐藤病院で「施設の外来通院、どう減らす?」—訪問診療でできること
- 恭祐 昼八

- 11月4日
- 読了時間: 2分



写真は当日の講演とディスカッションの様子📸
道央佐藤病院さまからお声がけをいただき、入居系施設の外来通院負担をどう減らすかをテーマにお話ししてきました。
いま現場で起きていること
入居者さん3〜4名をまとめて送迎、スタッフは半日以上が移動と待ち時間に。
処方薬の受け取りも施設側の負担に。
付き添い費用を入居者さんが自費で負担しているケースも。
この「時間・人・お金」の負担を、訪問診療に切り替えることでどう軽くできるかを具体例で共有しました。
訪問診療を導入するメリット
入居者さん側
待ち時間ゼロで診察。体調不良時もベッドサイドで評価。
痛み・発熱・不眠・便秘など**“その日の山”を同日〜翌日で下げる**運用。
薬の重複・飲み合わせを在宅で見直し(ポリファーマシー対策)。
施設側
送迎・同行が不要に。スタッフの拘束時間を別業務へ振り向けられる。
薬剤の配送・服薬支援までワンチームで設計(訪看・薬局と連携)。
付き添いの自費負担が不要になるため、医療の自己負担が多少増えてもトータルで軽くなる可能性。
料金の取り扱いは制度・内容で変わります。個別に最小負担の設計をご案内します。
できること/できないこと(正直に)
強いところ
定期(月1回/2回)+必要時の臨時往診
採血・心電図・尿検査・携帯エコー・点滴などの在宅実施
緩和ケア・看取りまでの連続支援(葬儀相談の導線も可)
弱いところ
CT/MRI・内視鏡などは院外連携が必要
深夜帯は連絡手順に沿ったトリアージ(救急受診含め、初回に運用を取り決め)
導入までの流れ(施設向け)
現状ヒアリング:入浴・食事時間、夜間体制、連絡線、既往・内服を確認
初回訪問:診察→頻度・連絡手順・急変時対応を決定
運用開始:定期訪問+必要時往診/訪看・薬局・歯科と情報を一本化
効果検証:同行時間の削減、救急受診回数、褥瘡・感染の指標などを見える化
ご意見交換を終えて
会の後半は質疑応答。**「どこから始めると現場が楽になるか」**を起点に、具体の運用(連絡先の一本化、予備枠の設定、薬の持参方法など)まで踏み込みました。診療のご依頼があれば、誠心誠意・最短で対応いたします。
まずはご相談ください
「送迎・付き添いに人が割けない」
「薬の受け取りや管理を施設内で完結したい」
「看取りまで施設で整えたい」
—どれも、訪問診療で解決できます。施設カンファレンスでの説明会・個別面談も承ります。
📞 070-9003-3302✉️ o-en@o-enclinic.com対応エリア:札幌市内全域/白老町/苫小牧





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