医療的ケア児(特に6歳未満)への支援制度が足りなさすぎて本当にどうかしてる件【制度の谷間に落ちる子どもたち】
- 恭祐 昼八

- 8月10日
- 読了時間: 2分

強烈なタイトルで申し訳ないです
医療的ケア児と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?
日常的に人工呼吸器を使っていたり、胃瘻・吸引などの医療的サポートが必要な子どもたち。
「制度が整ってきた」と言われることもありますが…こと 6歳以下 の子どもたちに関しては、正直、まだまだ“制度の谷間”に落ちてるというのが現場の実感です。
🔹就学後は広がる、就学前は置き去り
学校に上がれば、特別支援学校や看護師配置、通学支援など制度の選択肢が一気に広がります。しかしその手前、未就学の6歳未満の子どもたちには…
医療的ケア児を受け入れる保育園が極端に少ない
訪問看護の保育園連携が進んでいない
「親がつきっきりで」という暗黙の前提
入園を断られるケースが後を絶たない
この現実を前にすると、制度の光はまだ彼らには届いていないと痛感します。
🔹「親が見ていればいい」では、家庭は持たない
「まだ小さいんだから、親がずっとついていればいいでしょ」そんな空気が、まだ社会にはあります。
けれど現実は――
親も働かないと生活が成り立たない
きょうだい児の送迎や行事もある
24時間ケアに疲弊し、家庭が壊れそうな人もいる
制度がないから親が全部抱える。親が全部抱えるから声をあげる時間も力もない。その悪循環の中で、小さな命と家族は孤立していきます。
🔹訪問診療・訪問看護ができること
逢縁クリニックでは、就学前の医療的ケア児の訪問診療・訪問看護にも対応しています。
月1回の訪問からでもOK
在宅での医療管理とご家族のケア負担軽減
制度やサービス利用の相談もサポート
「こんなサービスがあるなんて知らなかった」という声を聞くたびに、まだまだ情報は届いていないのだと感じます。知っていれば、救える家庭がもっとあるはずです。
🔹誰のための制度かを問い直す
制度は、声をあげた人のために変わっていきます。現状の6歳未満の医療的ケア児支援は、はっきり言って不十分。だからこそ、私たちは現場から発信し続けます。
「このままでいいわけがない」「もっと子どもたちが笑える環境を」その想いが、制度を動かすエンジンになると信じています。
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