在宅や施設でも“点滴できます”——知られていない在宅点滴のはじめ方ガイド
- 恭祐 昼八

- 9月30日
- 読了時間: 3分

「点滴は病院でしかできない?」→ 自宅や施設でも可能です。体調・目的に合わせて、安全に・最短で始める方法をまとめました。
要点
在宅点滴は可能(自宅・施設ともに対応)
目的は主に 脱水・栄養/水分補給・疼痛・悪心・抗生剤 など
訪問診療×訪問看護×薬局の連携で、最短同日〜翌日スタート
安全のカギは 目的の明確化・投与計画・副作用監視・連絡手順
どんなときに向いています?(代表例)
脱水:発熱・食欲低下・下痢/嘔吐で水分が取れない
栄養/水分の補助:食事量の波が大きく、体力が落ちている
疼痛・悪心:がん緩和での支持療法
抗生剤治療:細菌感染で内服が難しい/効果が乏しい
点滴は“万能薬”ではありません。点滴以外の解決策(飲水・食事調整・服薬・生活リズム)も同時に整えることで、効果と安全が高まります。
はじめ方(最短:同日〜翌日)
ご相談:電話/メール/ケアマネ経由のどれでも。症状・持病・内服を確認
初回訪問:医師が診察し、目的と計画(種類・量・速度・回数・期間)を決定
準備:薬局で点滴薬・物品を手配/訪問看護と連絡手順を共有
実施:自宅/施設で点滴。副作用・穿刺部をチェック
評価と調整:体調・検査値・尿量・むくみ等をみて増減/終了を判断
安全に行うためのチェックポイント
目的の明確化(何を改善したいか)
投与計画(量・速度・期間/腎・心機能に合わせる)
副作用監視(発熱・悪寒・発疹・呼吸苦・むくみ・倦怠感)
穿刺部管理(発赤・痛み・漏れの確認)
レッドフラッグ:息苦しさの増悪、急なむくみ、発熱・悪寒戦慄、強い発疹→すぐ連絡
よくある質問(FAQ)
Q. 自宅でも本当に安全?
A. 訪問診療×訪問看護が連携し、連絡→臨時対応の導線を先に決めます。心・腎疾患がある方は量・速度を個別に調整します。
Q. どのくらいの頻度でやるの?
A. 目的と状態によります(例:脱水の山越えは短期集中/栄養補助は週数回など)。都度評価して見直します。
Q. 費用は?
A. 医療保険の適用で計算します。内容により変わるため、目安は個別にご説明します。
Q. 施設でもできますか?
A. はい。施設職員さまと事前に手順をすり合わせて実施します。
逢縁クリニックの強み
即応:症状悪化の“山”に対し、同日〜翌日で点滴を含む支持療法を設計
一気通貫:医師・看護・薬局が同一チーム。物品手配〜実施〜評価まで一本化
柔軟性:月1回でも月2回でも、状態で頻度を見直し。点滴は必要な時だけ使います
まずはご相談ください
「飲めない・食べられないでつらい」「点滴が必要か判断してほしい」——質問からでOK。状況に応じて、点滴以外の選択肢も含めてご提案します。
📞 お問い合わせ逢縁クリニック
📍札幌本院:札幌市北区北33条西2丁目1-15 KANTINE
📍白老町:白老町東町4丁目6-7 白老町総合保健福祉センター(いきいき4・6)内






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