在宅医療と地域包括ケア:ソーシャルワーカーが担う「病院のブランド力」②補足編
- 恭祐 昼八

- 8月8日
- 読了時間: 2分

マーケティング、ブランディングの話を昨日の記事で触れましたが、一か所たとえ話があったほうがいいかもしれないともったので補足する記事を書きたいと思います
🔸**「患者中心」か「自己満足」かの分かれ道**を、飲食店の例で置き換えると、医療従事者の“自己満足支援”がどれほどズレたものかが、ぐっと伝わりやすくなります。
🍽 例:医療=レストランでのおもてなし
あなたはとても腕のいいフレンチのシェフ。ある日、お腹をすかせたお客様が来ました。
●自己満足タイプの医療者(押しつけシェフ)
「うちはオマール海老のビスクが最高なんです!」「アレルギー?うーん、でもこれは絶対食べた方がいいですよ」「あなたの健康のためですから!」
👉お客様が苦手な食材も、希望も聞かず、「正しい」「高級」「自信作」を押しつける。
●患者中心タイプの医療者(聴くシェフ)
「今日はどんな気分ですか?」「食べやすいものをご希望?アレルギーありますか?」「味の好みもお聞きして、合うものを一緒に選びましょう」
👉“専門性”は活かしつつも、お客様の状態・希望・背景に応じて提供内容を柔軟に変える。
🧾 結果どうなるか?
押しつけシェフ → 「料理はうまかったかもしれないけど、もう来たくない」
聴くシェフ → 「あの人は自分に合わせて考えてくれた、またお願いしたい」
🏥 これを医療に置き換えると?
「これがガイドライン通りだから」「この薬が正解だから」…と押しつける医療は、患者の不安や本音を置き去りにしてしまう。
どれだけ正しいことでも、その人にフィットしない医療は、結局は「響かない支援」になってしまう。
✨大切なのは、“専門性の押し売り”ではなく、“専門性を使った寄り添い”
患者さんに選ばれる医療者とは、「味はいい」だけじゃなくて、**「自分の気持ちをわかってくれた」**という信頼感を届けられる人なんだと思います。
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