皮膚科の「単発往診」について:当院の対応方針を周知します
- 恭祐 昼八

- 1月19日
- 読了時間: 3分

「皮膚のトラブルだけ診てほしい」
「皮膚科の先生に一度だけ往診してほしい」
こういったご相談をいただくことが増えてきたため、当院の方針をブログで整理しておきます。
結論からお伝えします。
当院では、皮膚科の“単発往診のみ”はお受けしていません。また、すでに他の訪問診療クリニックが介入している患者さまのもとへ、当院が皮膚科往診として入ることも基本的にできません。
ぜお受けできないのか:訪問診療の収益構造の話
理由はシンプルで、訪問診療は制度上、「管理料」で成り立つ構造だからです。
訪問診療は、単に診察した回数で収益が決まるというよりも、継続的に患者さまを管理する対価として「管理料」を算定する仕組みが中心になります。
そのため、すでに別の訪問診療クリニックが入っているケースで当院が往診に伺うと、**管理料が算定できない(=制度上の前提が崩れる)**状態になります。
結果として、当院側は
時間も人も車も動く
でも管理料が算定できない
継続管理ではないため運用的にも無理が出る
となり、極端に言えば 「行けば行くほど赤字」 になってしまうのが実情です。
(これは当院の都合というより、訪問診療という仕組み自体がそういう形になっています)
関係者の皆さまへ:知らないのは当然です
ケアマネジャーさん、病院の相談員さん、ご家族の方など、訪問診療の算定構造を詳しく知っている方は多くありません。
なので、単発での往診依頼が来ること自体は、責める話ではなく、仕方のないことだと思っています。
同業(訪問診療)からの依頼だけは、少しだけお願いがあります
ここは少しだけ“同業者向け”の話になります。
たまに、訪問診療の収益構造を理解しているはずの同業者の方から、診療情報提供書が添えられて「皮膚科だけお願いします」という依頼が来ることがあります。
もちろん、相談自体はありがたいですし、患者さんを思う気持ちも分かります。ただ、訪問診療同士であれば、
「おや?これ、管理料の都合上、入れないやつでは…?」
と一度立ち止まっていただけると、とても助かります。
代替案:当院ができる“現実的な対応”
「じゃあ困った時はどうすれば?」という点については、状況に応じて選択肢があります。
すでに入っている訪問診療クリニック内で皮膚科コンサル体制を組む
皮膚科外来受診が可能なら、外来受診を調整する
訪問看護で写真共有→主治医が皮膚科へコンサル依頼
緊急性が高い場合は、救急・病院受診を優先する
当院としても「できません」で終わらせるより、現実的な落としどころを一緒に考える姿勢でいたいと思っています。
まとめ:単発往診は受けていません(ただし相談は歓迎です)
改めてまとめます。
当院は 皮膚科の単発往診はお受けしていません
他の訪問診療が介入している患者さまの皮膚科往診も原則できません
これは訪問診療が 管理料中心の制度設計であるためです
ただし、困りごとの相談自体は歓迎で、代替案は一緒に考えます
「皮膚のトラブルがあるけど、どう動けばいいか分からない」そんな時は、まずは状況を教えてください。可能な範囲で整理のお手伝いをします。
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