訪問診療の対応エリアの決め方:どこまで来てくれる?
- 恭祐 昼八

- 7 日前
- 読了時間: 3分
「訪問診療って、どこまで来てくれるんですか?」
この質問、初回相談でかなり多いです。
結論から言うと、訪問診療の対応エリアは「地図で半径〇km」と単純に決まるものではなく、安全に継続できるかで決まります。この記事では、訪問診療のエリアがどう決まるのか、そして当院の対応エリアについて分かりやすくまとめます。
訪問診療の対応エリアは“距離”より“時間”で決まる
訪問診療は、ただ行くだけではなく、
定期訪問を継続する
緊急時に対応する(電話・往診)
多職種連携を回す
という前提があります。
そのため重要なのは「距離」よりも、移動時間・道路状況・冬場のリスクなどを含めて“現実的に回るか”です。
エリアが広げられない主な理由(現場のリアル)
エリアを無理に広げると、患者さんにもスタッフにもリスクが出ます。
1)緊急時に間に合わない
在宅は、急変や転倒、呼吸苦など“今どうする?”が起きます。距離が遠いと、必要なタイミングで動けなくなることがあります。
2)冬の天候・道路が最大の壁
北海道では特に、冬の移動は別ゲーです。
吹雪で到着できない
スタックや事故で診療が止まる
ルートの時間が読めない
エリアは「晴れの日の移動」ではなく、一番厳しい日の移動で設計する必要があります。
3)訪問枠(人員と時間)には上限がある
医師・同行事務・看護師など、チームの動きには限界があります。遠方が増えると移動に時間が取られ、近隣の患者さんの対応力が落ちます。
逆に、対応エリアが広がる条件
「遠いけど来てもらえることもある?」という質問もあります。一般論としては、次の条件が揃うと対応できる可能性は上がります。
定期ルート(近隣に患者さんがいて“ついで”が組める)
病状が安定していて、頻回訪問が不要
施設でまとめて診られる(同一施設で複数名など)
緊急時のバックアップ(家族・訪看・施設体制)が整っている
要は、安全に継続できる見通しが立つかどうかです。
当院の訪問診療の対応エリア(札幌近郊)
当院は札幌近郊では、北区を中心に以下のエリアへ訪問しています。
北区(中心)
東区
西区
手稲区
中央区の一部
石狩
「うちは対象エリア?」と迷ったら、住所(町名まで)を教えてください。同じ区内でも、道路事情やルートの組みやすさで可否が変わることがあります。
よくある誤解:「区が違う=無理」ではありません
区が違っても、ルートが組めれば行けることはあります。逆に同じ区でも、交通のネックや冬場の条件で難しい場合もあります。
訪問診療は「一回行けるか」ではなく、半年〜数年単位で安全に続けられるかが大事です。
まとめ:対応エリアは“継続できる安全設計”で決まる
訪問診療の対応エリアは、距離だけでなく
移動時間
冬の道路状況
緊急対応の可否
訪問枠(人員)の現実
などを踏まえて決まります。
当院は札幌近郊では、北区を中心に東区・西区・手稲区・中央区一部・石狩へ訪問しています。エリアの可否は個別に判断できるので、まずはお気軽にご相談ください。
📞 お問い合わせ逢縁クリニック
📍札幌本院:札幌市北区北33条西2丁目1-15 KANTINE
📍白老町:白老町東町4丁目6-7 白老町総合保健福祉センター(いきいき4・6)内




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