訪問診療の開始手続き:相談〜初回訪問までの流れ(家族向け)
- 恭祐 昼八
- 7 日前
- 読了時間: 3分
「親が通院できなくなってきた」
「退院後、自宅で診てもらえる体制を作りたい」
「何から始めればいいか分からない」
訪問診療(在宅医療)は、最初の一歩さえ踏めれば意外とスムーズに進みます。この記事では、ご家族向けに 相談〜初回訪問までの流れ をわかりやすくまとめます。
1)まずは相談(電話・WEB)
まずは当院へご連絡ください。ご家族・本人・ケアマネジャーさん・地域包括支援センター・病院の相談員さん、どこからの相談でも大丈夫です。
相談時点で医療情報が揃っていなくてもOKです。「分かる範囲」で構いません。
2)ヒアリング(状況整理)
次のようなことを確認します。
ご本人の状態(主な病気、最近の体調変化)
通院が難しい理由(歩行困難、認知症、付き添いが困難 など)
今困っていること(食事、排泄、痛み、薬が多い、転倒、介護負担 など)
ご住所(訪問可能エリアか)
連絡先(キーパーソン:主に連絡を取るご家族)
介護保険の状況(要介護認定、ケアマネの有無、サービス利用状況)
※ここで「訪問診療が合いそうか」「緊急性があるか」を判断します。
3)必要書類・情報の共有(ある範囲でOK)
初回訪問の準備として、次の情報があるとスムーズです。
お薬手帳(内服が分かるもの)
退院サマリー/診療情報提供書(あれば)
これまで通っていた病院名・クリニック名
介護保険証、医療保険証、各種受給者証(お持ちの場合)
「紹介状がないとダメ?」と心配されることがありますが、不足している情報は当院から医療機関へ確認・依頼することも可能です。まずは“つながること”が大事です。
4)初回訪問の日程調整
ご本人・ご家族の予定、介護サービスのスケジュールも考慮しながら、初回訪問日を決めます。
可能であれば、初回は以下のどちらかがおすすめです。
ご家族が同席できる日時
ケアマネジャーさんや訪問看護師さんが同席できる日時
同席が難しい場合も、電話で事前に確認したり、鍵の受け渡し方法を調整したりして対応します。
5)初回訪問(当日の流れ)
初回訪問では、単に診察をするだけでなく、今後の在宅療養が回るように“土台作り”をします。
初回訪問で行うこと(例)
診察(バイタル、全身状態、症状の整理)
生活状況の確認(食事、移動、転倒、認知、服薬、介護負担)
お薬の確認(重複や飲み合わせ、飲めているか)
今後の方針の相談(訪問頻度、緊急時の連絡方法、必要な検査など)
必要に応じて採血などの検査
介護側との連携(ケアマネ・訪看・施設との情報共有)
6)初回後:情報収集と連携(ここから安定します)
初回訪問後、必要があれば当院から
以前の医療機関へ診療情報の依頼
訪問看護の指示書作成
薬局との連携(配薬・一包化など)
ケアマネジャーさんとサービス調整
などを進め、在宅療養が“回る”状態に整えていきます。
よくある質問
Q. 医療情報が少なくても大丈夫?
大丈夫です。転居直後や受診歴がバラバラな方も多いので、分かる範囲で構いません。
Q. どのくらいで初回訪問に来てもらえる?
緊急性や地域、スケジュールによります。まずは状況を伺い、優先順位をつけて調整します。
Q. 初回は家族が必ず同席しないといけない?
可能なら同席がおすすめですが、難しい場合も調整できます。まずはご相談ください。
まとめ:まずは「相談」がスタートです
訪問診療は、書類が完璧に揃ってから始めるものではなく、つながってから整える医療です。
「対象になるか分からない」「何を用意すればいいか分からない」その段階で大丈夫なので、まずはご連絡ください。
📞 お問い合わせ逢縁クリニック
📍札幌本院:札幌市北区北33条西2丁目1-15 KANTINE
📍白老町:白老町東町4丁目6-7 白老町総合保健福祉センター(いきいき4・6)内



